診療内容のご案内

当科で実施している第1相試験は、基本的には、標準的な治療で効果が得られなくなった患者さんを対象としております。（がんの種類は問わない試験であり、大腸がん、肺がん、乳がんなど特定のがんを対象とした試験ではありませんが、薬の種類によっては、いくつかのがんの種類に限定されているものもあります）。

第1相試験に参加された患者さんは、原則的に入院で治療を開始し、その後、外来治療へと移行します。新しい抗がん剤を用いた治療のため、抗がん剤の吸収・代謝・排泄を確認する目的で、採血を繰り返し行うことや、薬の投与前後でがん組織を採取させて頂くことがあります。

第1相試験に参加される患者さん、参加された後の患者さんの経過については、毎週開催されるカンファレンスで情報を共有し、方針を決定致します。